“元・逆PS男”ベッツが値千金の同点犠飛 大谷翔平のWS初安打からヤンキースに追いつく

◆米大リーグ ワールドシリーズ第1戦 ドジャース―ヤンキース(25日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースのM・ベッツ内野手(31)が25日(日本時間26日)、4戦先勝のワールドシリーズ(WS)第1戦、本拠地・ヤンキース戦に「2番・右翼」で先発出場。8回に値千金の同点犠飛を放った。

 1点を追う8回。ド軍は1死から1番・大谷がWS初安打となる右翼フェンス直撃の二塁打。相手失策も絡んで一気に三塁まで進んだ。WSで日本人選手が安打を放つのは14年のロイヤルズ・青木以来10年ぶりだった。6回、7回と三塁まで走者を進めながら得点を奪えなかったドジャースだが、1死三塁でリリーフした抑えのウィーバーから2番・ベッツにあわやセンターの頭を越えそうな鋭い当たりの犠飛が飛び出し、三塁走者の大谷が同点のホームを踏んだ。ベッツは一塁のところで両手を握りしめ、叫んだ。

 18年MVPのベッツも、PSでは22年から今季の地区シリーズ第2戦まで29打席無安打を記録するなど“元・逆PS男”だったが、WSの舞台でも躍動し、完全に汚名返上だ。

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