【ドラフト】西濃運輸・吉田聖弥投手が中日からドラフト2位指名に驚き「こんなに早く呼ばれるなんて」

中日2位指名の西濃運輸・吉田聖弥投手(カメラ・大中彩未)

◆2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(24日)

 西濃運輸・吉田聖弥投手(22)が24日、ドラフト会議で中日から2位指名された。

 吉田は岐阜・大垣市内の西濃運輸本社で会見に応じ、「こんなにも早く呼ばれると思ってなかったのでうれしい。時間がたつにつれてうれしさが(こみあげてきた)」と素直な心境を語った。

 佐賀・伊万里農林高時代までは全国的には無名の存在だった左腕。高校最後の夏は連合チームで出場し、佐賀独自大会で初戦敗退。卒業後西濃運輸に入社し、高卒4年目となる今夏の都市対抗予選では、4試合に全て先発で登板し27回を投げ防御率0・00。本戦でも3試合に全て先発で登板し、チームを4強入りに導き最優秀選手に選出されるなどこの1年で急成長。ドラフト上位候補に躍り出た。

 最速149キロの直球とチーム公式HPの自己PR欄に「生意気なチェンジアップ」と記す伝家の宝刀を織り交ぜ三振の山を築く投球が魅力。幼少期に現巨人・杉内俊哉投手チーフコーチ(43)の投球を見て野球を始め、「きっかけでもありますし、力感のないフォームから生きた真っすぐを投げる。チェンジアップも魅力的。自分も少しでも何かのきっかけや憧れになる選手に」と意気込んだ左腕が夢への一歩を踏み出した。

 西濃運輸では22年の船迫大雅投手(現巨人)、林優樹投手(現楽天)以来2年ぶりの指名となった。

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