【ドラフト】神戸弘陵・村上泰斗「藤川さんのような火の玉ストレートを」投手経験2年で1位 ソフトバンク指名に涙

ソフトバンクに指名され、目がしらを押さえる神戸弘陵・村上泰斗(カメラ・朝田 秀司)

◆2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(24日)

 神戸弘陵の最速153キロ右腕、村上泰斗投手はソフトバンクの1位指名に大粒の涙を流した。外れ外れの3度目の入札で名前が呼ばれると、ホッとした笑顔で岡本博公監督と握手。家族に視線を向けた直後に一気に涙があふれた。

 「本当にうれしい気持ちの後、この2年間の全部の思い出がよみがえりました。しんどかった時期もあったけど、やってきてよかったなという気持ちです」

 中学時代は捕手。入学後に岡本監督に腕の振りの鋭さを買われ、投手に転向した。わずか1年後の昨年6月に152キロを計測。「何もない地点からのスタート。感謝してもしきれない2年間です」と指導に心から感謝した。プロでの目標は「ストレートにこだわりたい。三振を取るのが好きで投手になったので(将来は)奪三振王、沢村賞をとれるような投手になりたいです」と堂々宣言。「阪神監督の藤川球児さんのような火の玉ストレートを投げたい」と憧れの人の名前も口にした。

◆村上 泰斗(むらかみ・たいと)2007年2月20日、兵庫・川辺郡猪名川町生まれ。17歳。白金小1年から白金メッツで軟式野球を始め、猪名川中では大阪箕面ボーイズで主に捕手としてプレー。神戸弘陵では2年春からベンチ入り。変化球はカーブ、フォーク、ツーシーム、スライダー、カットボール、チェンジアップ。180センチ、76キロ。右投両打。

ジャンルで探す