【高校野球】報徳学園・今朝丸裕喜、対戦したい選手に巨人・岡本 「どこまで通用するのか」 24日ドラフト

運命の時を待つ報徳学園・今朝丸裕喜(カメラ・義村 治子)

 24日のドラフト会議で、1位候補に挙がる報徳学園・今朝丸裕喜がドラフト前日の23日、西宮市の同校で取材に応じた。

 運命の日を翌日に控え「昨年のドラフトが終わってから、1位でいくと目標を立てて日々の練習をしていた。そこは悔いなくできたんじゃないかなと。どこの球団に指名していただけるのかということが1番緊張します」と落ち着いた表情で、12球団OKの姿勢を示した。現在、ブルペン投球は1週間に1度。多い時で約40球を投じる。父・裕さんから言われた「プロ野球生活が長い選手は体の大きい選手が多い」との言葉を受け止め、ウェートトレーニングと食事の増量に着手。地道な積み重ねで“プロ仕様”の体へ進化している途中だ。

 2年連続センバツ準Vの成績をおさめ、U―18にも選出された最速151キロ右腕。「甲子園球場でもう1回プレーできるたら光栄だなと思う」と期待を膨らませ、対戦してみたい選手には巨人・岡本を挙げる。「自分の直球がどこまで通用するのか投げてみたい」と想像。同校の1学年先輩で、オリックスに4位で入団した堀とも「プロでもバッテリーを組んでみたい」と胸を躍らせた。無限の可能性を秘める18歳。明るい未来を描きながら、指名の瞬間を待つ。

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