DeNA13勝エース・東克樹、日本Sで復帰へ 三浦大輔監督「可能性は見えてきている」26年ぶりの日本一へ

21日の祝勝会で三浦監督にビールをかける東(左)

 DeNAの三浦大輔監督(50)が22日、左太もも裏の肉離れで離脱しているエース左腕・東克樹投手(28)が26日に本拠・横浜で開幕する日本シリーズ(S)での復帰に照準を合わせていることを明かした。「可能性は見えてきています。確認するところもあるけど、日本シリーズに行けるよう、リハビリに専念してもらっている」と説明した。

 7年ぶりに進出するソフトバンクとの日本Sへ、これ以上ない朗報だ。東は12日の阪神とのCS第1S初戦(甲子園)で、走塁の際に左太もも裏を負傷。13日に抹消され、最終戦までもつれ込んだ巨人との最終Sの登板回避を余儀なくされた。それでも今季13勝を挙げた左腕は「監督に最後まで一緒に戦おうと言っていただけた」とチームに帯同。20日の試合前にはブルペンで軽めの投球を行い、傾斜の確認をするなど、日本Sでの復帰の可能性を信じて調整を続けてきた。

 今季、今永(カブス)が抜けた穴を埋めてきた左腕は最終S突破を決めた21日のビールかけにも参加。「日本シリーズで帰ってくるように頑張りたい」と誓った。「年々成長しているし、大きな存在」と指揮官が頼りにするエースの復帰は強打のソフトバンクにとっても脅威になるはず。この日、チームは完全休養。26年ぶりの日本一へ23日から再始動する。(内藤 菜月)

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