【高校野球】天理が和歌山東に快勝 来秋ドラフト候補・赤埴幸輝は2安打 巨人・柳舘スカウト「バランスいい」

1回無死、天理・赤埴幸輝は中前安打を放つ(カメラ・義村 治子)

◆秋季近畿地区大会▽1回戦 天理5―1和歌山東(21日・ほっともっとフィールド神戸)

 来春センバツ(2025年3月18日開幕・甲子園)出場校選考の重要な参考資料となる秋季近畿大会の1回戦が行われ、天理(奈良1位)が和歌山東(和歌山2位)を破った。

 両チーム無得点の2回、2死二、三塁から相手先発・西岡悠斗(2年)の暴投で2点を先制した。

 5回には、2死から来秋ドラフト候補の1番・赤埴(あかはに)幸輝遊撃手(2年)が投前へのセーフティーバントで出塁。続く2番・永末峻也右翼手(2年)が左前打を放つと、相手左翼手が打球を後逸する間に、一塁走者・赤埴が2点目のホームを踏んだ。その後、2死二、三塁から4番・冨田祥太郎一塁手(2年)が左前2点打。5―0とリードを広げた。

 投げては、先発・下坊大陸(りく、2年)が8回2/3で3安打1失点。9回2死からは、伊藤達也三塁手(2年)が2番手でマウンドに上がり、27個目のアウトを奪った。

 投打で見せ場を作った天理が、22年以来5年ぶり27度目の春聖地へ前進した。

 赤埴はこの日、第1打席の中前打も含め、4打数2安打の活躍。ネット裏から視察した巨人・柳舘スカウトは、「走攻守のバランスがいい選手」と評価した。

ジャンルで探す