43年ぶりドジャースVSヤンキースのワールドシリーズ…対戦成績はドジャース3勝8敗、LA移転後は2勝2敗

ドジャース・大谷翔平とヤンキース・ジャッジ

 ドジャースが20日(日本時間21日)、メッツとの優勝決定シリーズ第6戦に勝利し4勝2敗で4年ぶりのリーグ優勝を決めた。これでア・リーグの覇者ヤンキースと43年ぶりのワールドシリーズでの激突となる。過去の対決を振り返ってみよう。

 【ブルックリン・ドジャース時代】

 ▼1941年 ヤンキース4勝1敗(〇●〇〇〇)

 初の対戦、ヤンキース2勝1敗で迎えた第4戦、ドジャースが4―3でリードした9回2死無走者から三振振り逃げ(捕手オーエンの捕逸)で出塁。それでチャンスをつかんだヤンキースが4点を挙げ逆転し、第5戦で決めた。

 ▼1947年 ヤンキース4勝3敗(〇〇●●〇●〇) 20世紀初の黒人選手J・ロビンソンがデビュー。3勝3敗で迎えた第7戦、ドジャースは2点を先取するも、4回にブラウン、ヘンリックの適時打で逆転したヤンキースが逃げ切った。

 ▼1949年 ヤンキース4勝1敗(〇●〇〇〇) シーズン最終日にリーグ優勝を決めたヤンキースが、その勢いで圧勝。現役引退後、医師になってア・リーグ会長にもなるブラウンが打率5割、5打点の大暴れだった。

 ▼1952年 ヤンキース4勝3敗(●〇●〇●〇〇) 2勝3敗と王手をかけられたヤンキースが、敵地での6、7戦に連勝。デビュー2年目のマントルが最多の10安打。第7戦では勝ち越しソロにだめ押し適時打を放った。

 ▼1953年 ヤンキース4勝2敗(〇〇●●〇〇) 後に監督となるマーチンが第1戦の初回満塁一掃三塁打、第6戦では優勝を決めるサヨナラ安打を放つなど8打点の大活躍でヤンキースが不滅のシリーズ5連覇を果たした。

 ▼1955年 ドジャース4勝3敗(●●〇〇〇●〇) ドジャースが初の世界一。3勝3敗で迎えた第7戦、左腕ポドレスが完封。2度の完投勝利でこの年から制定されたMVPを受賞した。

 ▼1956年 ヤンキース4勝3敗(●●〇〇〇●〇) ヤンキースのラーセンが第5戦にパーフェクトゲームを達成。女房役の捕手ベラはこのシリーズ当時の新記録10打点を挙げた。

 【ロサンゼルス・ドジャース時代】

 ▼1963年 ドジャース4勝0敗(〇〇〇〇) 前年まで16年間で10度世界一になったヤンキースが初の4連敗。コーファックスの2完投勝利、ドライスデールが1―0完封とドジャースの両輪で圧倒した。

 ▼1977年 ヤンキース4勝2敗(〇●〇〇●〇) ヤンキースのジャクソンが第5戦最終打席から第6戦にかけ4打数連続本塁打の離れ業を見せ、“ミスター・オクトーバー”の愛称がついたシリーズだった。

 ▼1978年 ヤンキース4勝2敗(●●〇〇〇〇) ヤンキースがシリーズ史上初の2連敗から4連勝。ドジャースにとって3点を先取しながら守れなかった第4戦でのサヨナラ負けが痛かった。

 ▼1981年 ドジャース4勝2敗(●●〇〇〇〇) 3年前とは逆にドジャースが2連敗から4連勝。MVPにはセイ内野手、ゲレロ外野手、イェーガー捕手と異例の3選手がMVPに選出された。

ジャンルで探す