崖っぷちガーディアンズ、カナダ兄弟の活躍で先取点…ヤンキースのジャッジは腹部に死球

◆米大リーグ ア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦 ガーディアンズ―ヤンキース(19日、米オハイオ州クリーブランド=プログレッシブフィールド)

 ここまでヤンキースが3勝1敗で、2009年以来41度目となるワールドシリーズ(25日=日本時間26日開幕)に王手を掛けて迎えたシリーズ第5戦。本拠のガーディアンズが先手を取った。

 両軍無得点で迎えた2回1死一塁から、N・ネーラーが右翼線二塁打。一塁走者のJ・ネーラーが、生還して、ガーディアンズが先制した。

 カナダ出身のネーラー兄弟が、負ければ敗退の一戦で先制機に絡んだ。兄ジョシュが1死から三塁内野安打で突破口を開く。ノエルが三振に倒れた後、ボーの愛称で知られる弟ノアがフルカウントからの10球目。ヤンキースの先発ロドンの97マイル(156・1キロ)の内寄りの直球を引っ張り、左腕攻略。スタートを切っていたジョシュは一気に三塁を蹴って、本塁に生還した。

 ヤンキースは初回に先頭トーレスが中前打、続くソトが右中間二塁打を放つが、トーレスは、ガーディアンズの見事な中継プレーで本塁憤死。更にジャッジが腹部に死球をくらうなどで2死満塁としたが、リゾが左直に倒れ、先制機を逸していた。

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