「久々の試合でワクワク」巨人・ヘルナンデス、復帰即満塁一掃打…左手首骨折から“超回復”

ハンファ戦の4回1死満塁、左翼線に走者一掃の適時二塁打を放ったヘルナンデスは、笑顔で桑田2軍監督とグータッチ(カメラ・小島 和之)

◆みやざきフェニックス・リーグ 巨人12―3ハンファ=5回降雨コールド=(17日・都城)

 左手首骨折から日本シリーズ(S)での復帰を目指す巨人のエリエ・ヘルナンデス外野手(29)が17日、みやざきフェニックス・リーグの韓国・ハンファ戦(都城)に「3番・中堅」で先発し、67日ぶりの実戦出場を果たした。4回1死満塁から変化球を捉えて左翼線を破る3点二塁打を放つなど、3打数1安打。「アグレッシブな気持ちで(凡退した)1、2打席目は早いうちに打ってしまったけど、『しっかりとボールを長く見て打とう』と工夫をして、安打になったので良かった」と上々のリスタートを振り返った。

 8月11日・中日戦(バンテリンD)の守備で左手首を骨折。過去の症例では全治3か月前後とみられたが、約2か月で復帰にこぎ着けた。守備では初回1死の中飛など2度の守備機会を難なくこなし、「こんなに早く飛んでくると思わなかったけど問題なく守れた」と笑顔。驚異的な回復力で戻ってきた助っ人は「まずは復帰して、野球ができたことが本当にうれしかった。久々の試合でワクワクした」と喜びをかみしめた。

 日本Sでの1軍合流を目指し、宮崎では実戦感覚を取り戻すことがテーマ。「一日でも早く自分のリズムをつかんでパフォーマンスを取り戻し、いつ呼ばれてもいいような準備をしていきたい」。チームのCS突破を信じ、調整を進める。(小島 和之)

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