「尚輝を何とか日本シリーズの舞台に」巨人・菅野智之、けがの吉川への思い胸にCS最終S第2戦先発

キャッチボールで調整した菅野(カメラ・上村尚平)

 巨人・菅野智之投手(35)が16日、泰然自若の構えでチームを日本シリーズ進出へ近づける。先発するCS最終ステージ(S)第2戦の17日・DeNA戦(東京D)へ向けて、本拠地で最終調整。相手打線について「やっぱり勢いに乗せたら強い打線」としつつ、「監督が言っていた通り、特別なことはいらないと思う。シーズン中やってきたことをもう一回頭の中で整理してマウンドに上がって、シーズン通りの投球ができれば抑えられると思う」と力強く語った。

 今季は24登板で15勝3敗、防御率1・67。最多勝と最高勝率のタイトルを獲得し、リーグ優勝に大きく貢献した。DeNA戦は3登板で1勝1敗、防御率2・25。7月28日の対戦では完封勝利を達成していた。「淡々とアウトを積み重ねて投げたい」と言うように、普段通りやるべきことを全うしていく。

 打線は吉川がろっ骨付近を痛めた影響で出場選手登録を見送られた。「尚輝の存在がなかったら、クライマックスのファイナルのステージに立てなかったと思う。何とか日本シリーズの舞台に立たせてあげたい、そういう思いも持って投げたい」。仲間への思いも胸にCSを勝ち抜く。

ジャンルで探す