【広島】「地獄」の秋季練習スタート 新井監督「秋というのは自分との勝負」

自ら実演して指導する新井監督(中央、カメラ・畑中 祐司)

 広島の新井貴浩監督(47)が16日、「克己心」を求めてマツダでの秋季練習をスタートさせた。就任2年目は9月に球団ワーストの月間20敗の大失速でBクラスに沈んだ。「シーズンは相手との勝負、秋というのは自分との勝負」と“地獄の秋”の幕開けを告げた。

 走り込みなどの体力強化に特化した午前中だけで倒れ込むような選手の姿もあった。打撃に特化した午後は、キャンプのクール最終日恒例のロングティーを実施。「『初日から(厳しく)やるからな』と伝えていた。(10日間の)休みも各自が練習していたんだなと、見ていて伝わった」と充実の初日を振り返った。

 ライバル球団も続々と来季に向けて始動し、阪神は藤川新監督が就任。「自分が(監督に)なったときに“若いな”と思ったけど、昨年は阿部さんが(巨人)監督になられて、藤川さんが監督に。どんどん若くなっていってる」と“新風”を歓迎しつつ、就任3年目は年下監督を抑えて頂点を目指す。(畑中 祐司)

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