今季対戦打率5割 DeNA・牧秀悟「いい準備」で巨人・戸郷打ち

ティー打撃する牧秀悟(カメラ・岡野 将大)

 DeNA・牧秀悟内野手(26)が15日、個人の数字は度外視して、勝利だけを目指すと決意表明した。16日から行われる巨人とのCS最終S(東京D)に向け、本拠地・横浜で最終調整。今季8勝16敗1分けと苦戦した相手が立ちはだかるが「もう勝てばいい。数字よりも、誰が打率をどのくらい打ってるとかよりも1本ずつヒット積み重ねて、先に(点を)取って守れるのが大事」と誓った。

 チームは阪神との第1S2試合で計25安打13得点と打線活発。牧も8打数5安打で打率6割2分5厘と絶好調だ。第2戦で右脚がつった宮崎も問題なく調整を行い、三浦監督は「打撃も見ながらですけど大丈夫かな」と問題がなければスタメン起用すると明かした。

 初戦に対戦する先発・戸郷には20年から通算12勝10敗と勝ち越しており、主将も今季の対戦打率5割(16打数8安打)と好相性だが、過去の成績にとらわれない。「誰がどういう場面で回ってくるのか分からない。全員がいい準備をして臨めれば」。先制点を奪い、下克上への勢いを加速させる。(内藤 菜月)

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