大谷翔平が大一番でPS初盗塁挑戦もまさかの失敗、約3か月ぶり レギュラーシーズン36連続成功も…千賀滉大から適時打

◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦 ドジャース―メッツ(13日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が13日(日本時間14日)、リーグ優勝決定シリーズ(4戦先勝)第1戦の本拠地・メッツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、ポストシーズン6試合目で初めて盗塁を試みたが失敗に終わった。大谷が盗塁を失敗したのは、7月22日(同23日)の本拠地・ジャイアンツ戦以来約3か月ぶりで、レギュラーシーズンの36連続成功だったが、久々の失敗となった。

 メッツ先発・千賀滉大投手(31)と対戦した初回先頭の1打席目は二ゴロ。2点をリードした2回1死二塁の2打席目では右前適時打を放った。投手が元西武・ギャレットに代わり、2死一塁で二盗を試みたが、際どいタイミングで、勢い余ってオーバーランとなってタッチアウト。レギュラーシーズンではリーグ2位で自己最多59盗塁を決め、36連続成功だったが、ポストシーズンで失敗となった。ポストシーズンで負けられない戦いに入って警戒も強まり、パドレスとの地区シリーズでは5試合盗塁なしに終わっていた。

 エンゼルス時代の6年間は届かなかったポストシーズンの舞台。ドジャース移籍1年目でチームの3年連続地区優勝、12年連続ポストシーズン進出に大きく貢献した。54本塁打、130打点で2冠王に輝き、リーグ2位の打率3割1分、59盗塁もマーク。地区シリーズでは20打数4安打の打率2割1本塁打、4打点にとどまって盗塁もなかった。当然、相手バッテリーの警戒も強くなっていた。

 足でかける重圧については「基本的にシーズン中も、それがポストシーズンであってもなくても、どっちであっても、どういうシチュエーションでも走れる時は走っている。それが明日(第5戦)もそうですし、開幕の1戦目でも、特に盗塁に関してはやることは特に変わらない。明日も出たら積極的にもちろん狙っていきたいなと思ってます」と話していた大谷。あと8勝となって頂点へ向けて足でも貢献していく。

 ◆大谷のメジャーでの年度別盗塁数

 ▽18年 10

 ▽19年 12

 ▽20年 7

 ▽21年 26

 ▽22年 11

 ▽23年 20

 ▽24年 59

 ◆大谷の今季の月別盗塁数

 ▽3月 1(失敗0)

 ▽4月 4(失敗0)

 ▽5月 8(失敗0)

 ▽6月 3(失敗2)

 ▽7月 12(失敗2)

 ▽8月 15(失敗0)

 ▽9月 16(失敗0)

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