山崎伊織「優勝時の状態は良くなかったので、やり切った感じがない」CSへ復調0封「投げている感じも良かった」

4回の登板を終え、ベンチ前でナインとグータッチする山崎伊(中)

◆みやざきフェニックス・リーグ 四国アイランドリーグplus選抜1―10巨人(13日・アイビー)

 緊張感の漂うマウンドを思い浮かべながら、山崎伊は四国IL選抜を相手に力強い直球を投げ込んだ。4回から2番手で登板。先頭を1球で二ゴロに抑えるなど、6球で打者3人を打ち取った。その後もカットボールやフォークなどの変化球を投げ込み、3回24球、1安打無失点。「投げている感じも良かった」と万全の状態でCSに挑む。

 キラーが、勢い付いた打線を止める。CS最終Sで対戦するDeNAには今季4試合に先発し、3勝無敗。第5戦に先発予定の背番号19は「僕が投げるとしたら、負けられないところなんで、その中で頑張りたい」と、勝ち切ることを誓った。

 また、CS第4戦に先発予定の井上は先発し、最速150キロを計測した直球を軸に、毎回の5奪三振で3回1安打無失点。「立ち上がりはボール先行になってしまったけど、回を追うごとに修正できた。CSは初めてなので、思い切ってやるだけ」と意気込んだ。

 今度こそ歓喜の輪で満面の笑みを見せる。山崎伊は後半戦に失速し、抹消も経験。「優勝した時は自分の状態は良くなかったので、やり切った感じがない。それがCSへのモチベーションになっている。状態も良くなってきて、楽しみです」。先発陣が万全の準備を整えている。(水上 智恵)

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