【阪神】森下翔太が本塁打含む3安打2打点で見せた意地 今季限り岡田監督へは「(もう一度胴上げができたら)最高の結果だった」と悔やむ

1回2死、森下翔太は先制となる左越えソロ本塁打を放ち、ナインに祝福される(カメラ・義村 治子)

◆2024 JERA クライマックスシリーズ セ・ファーストステージ 第2戦 DeNA10―3(13日・甲子園)

 阪神がCSファーストステージで敗退した。本拠地開催で連敗し、24年シーズンの戦いを終えた。「3番・右翼」で出場した森下翔太外野手は3安打2打点1本塁打と1人気を吐いた。

 まずは初回、先頭・近本から2者連続三振で2死走者なしで第1打席へ。2ボール1ストライクから153キロの直球を捉え、虎党の思いを背負った打球を左翼席へ突き刺した。「2アウトからでも自分が出ればいろんな展開が生まれると思う。出塁する気持ちでいった結果が最高の結果になった」とチームに先取点をもたらした。3回の第2打席では三塁へ内野安打を放って迎えた7回の第4打席でも2死二塁から中前適時打を放ち、猛打賞に2打点を挙げた。

 この日をもって阪神は今季の全試合が終了。主に3番打者として129試合に出場した森下は「オフから取りくんできたこともかなり自分の中で自信になったものもあった。自分の中ではもっともっとできると感じている。またオフシーズンは鍛え直して、次のシーズンは優勝できるようにやっていきたい」と早くも来季のリーグV、日本一を見据えた。

 今季限りでの退任が決まっている岡田彰布監督については「悔しい結果に終わってしまった。結果なので仕方ないと思いますけど、(もう一度、胴上げをできたら)最高の結果だった」と無念の表情だった。

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