【阪神】悪夢のような大敗でCS第1S敗退 退任表明済みの岡田彰布監督は志半ばで終戦 本拠地でDeNAに連敗

6回、交代を告げた岡田彰布監督(カメラ・義村 治子) 

◆2024 JERA クライマックスシリーズ セ・ファーストステージ 第2戦 阪神3―10DeNA(13日・甲子園)

 阪神がCSファーストステージで敗退した。本拠地開催で連敗し、24年シーズンの戦いを終えた。

 両軍無得点の初回2死、森下が左翼ポール際へソロ。幸先よく先取点を挙げたが、2回に悪夢が待っていた。

 先発・高橋が先頭・宮崎から4連打を許すなど一挙4失点。この回だけで今季ワーストに並ぶ5安打を浴びた。シーズン最終盤の救世主となった左腕。大一番の先発マウンドを託されたが、期待に応えられなかった。

 3回からは捕手を梅野から坂本に交代した。シーズン中は一度もなかった試合序盤の捕手交代。それでも、7回には6回から中継ぎ起用された村上がフォードに被弾。無死一、二塁で富田に後を託したが佐野に3ランを献上するなどこの回6点を失った。今季、一度もなかった1イニング6失点でとどめを刺された。

 打線は第1戦に続き、つながりを欠いた。本拠地の大声援は次第にため息に変わっていった。

 2勝先取の第1S。過去16度で初戦負けを経て最終S進出は09年・中日と17年・DeNAのみだった。突破率12・5%からの下克上はならず。すでに退任を表明している岡田監督の就任2年目は志半ばで幕を閉じた。

ジャンルで探す