松井秀喜氏、菅野智之のメジャー挑戦を後押し「もう1回という気持ちがあるのは理解できる。応援したい」

菅野の挑戦にエールを送った松井氏(カメラ・一村 順子通信員)

 巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏が12日(日本時間13日)、ニューヨーク州郊外で、子どもたちを対象にした恒例の野球教室を開催した。打撃投手として熱血指導を行った後は、デモンストレーションに登場。2本の豪快なホームランを放ち、喝采を浴びた松井氏は、巨人とヤンキースのダブル・チャンピオンを願って、古巣愛に満ちたエールを送った。

 巨人・菅野智之投手が今オフに、海外FAで大リーグに挑戦する意向を表明。松井氏は、35歳での挑戦を後押しした。「それは、やっぱり権利ですしね。何年か前に(メジャー移籍が)上手くいかなかったし、もう1回という気持ちがあるのは理解できる。もし、そうなるなら応援したい」。20年オフにポスティング制度を利用して大リーグ移籍を模索した際には、契約合意に至らず。4年越しの再挑戦を見守っている。

 また、この日の野球教室では、ソフトボールの女子選手も参加。松井氏は自身初というソフトボールでの打撃投手を務め、「結構難しい。勉強になりました」。9月23日に東京ドームで行われたイチロー選抜チームでの試合では、右太ももを肉離れ。まだ走れず状態が万全でない中でも、打撃デモンストレーションで豪快な柵越え2本を放ち、子どもたちから大歓声を浴びた。松井氏は「来て下さったお子さんに、喜んで帰って頂ければそれだけで十分」と笑顔を見せた。

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