【ロッテ】今季1勝5敗の左腕を撃破 吉井理人監督が指示した「攻略法」は

7回無死、ソロ本塁打を放ったポランコ(左)を迎える吉井理人監督(カメラ・池内 雅彦)

◆2024 パーソル クライマックスシリーズ パ・ファーストステージ 第1戦 ロッテ2―0日本ハム(12日・エスコンF)

 ロッテが2本のソロアーチで奪ったリードを完封リレーで守り抜き、第1S突破に王手をかけた。

 佐々木―加藤貴の両先発の投げ合いが続いていた5回、ロッテは先頭の中村奨吾内野手が加藤貴の初球真っすぐを左中間スタンドへ運ぶ先制ソロ。7回にも先頭のグレゴリー・ポランコ外野手が1ボールからのカットボールを完ぺきに捉え、バックスクリーン右にソロアーチを放った。

 今季、レギュラーシーズンでは7試合で1勝5敗、防御率1・85と苦戦していた加藤貴から、効果的な2本のアーチでもぎとった白星。試合後、吉井理人監督は「戦略としては、ランナーがいない時は長打を狙おうということだった。ランナー出てからはじっくりという作戦だったんですけど、うまく長打を打ってくれた」と、苦手左腕攻略へナインにあえて“一発狙い”を指示していたことを明かした。

 2年連続の最終S進出へあと1勝。指揮官は「ランナー出てからも、しっかりもうちょっと点を取りたかったんですけど、そのへんまた明日からしっかりやっていきます」と、連勝突破へ手綱を締め直した。

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