【阪神】岡田彰布監督「象徴してるゲームやったよな」「全然対策もできん」「まあ、そういう1年やったよ」一問一答

5回を終え、投手交代を告げる岡田彰布監督(カメラ・渡辺 了文)

◆2024 JERA クライマックスシリーズ セ・ファーストステージ 第1戦 阪神1―3DeNA(12日・甲子園)

 阪神が初戦を落とし、崖っぷちに立たされた。先発の才木が初回から再三のピンチを招く苦しい投球。3回の1点で踏ん張ったが、リードを許したまま5回に打順がまわり、代打を送られた。6回を抑えた2番手の桐敷はイニングをまたぎ、7回も続投したが、牧と佐野の連打で1死一、三塁を招いて交代。ここで救援した石井がオースティンに2点二塁打を許し、厳しい状況になった。打線は9回に1点を返すのがやっと。相手先発の東が4回で降板したが、中盤も沈黙した。

 以下は岡田彰布監督の試合後の一問一答

―才木は粘ったが

「粘りって、限度があるやんか」

―変化球の制球に苦しんでいた

「苦しむっていうか、全然やったやんか。そんなもん」

―中軸の牧、佐野、オースティン、宮崎をいかに抑えるかがポイントだが

「結局、1年間、一緒のやつに打たれただけやんか。それだけのこと。1年間、全然対策もできんかったっていうことよ、結局はな。そのままや」

―守備に時間を取られたこともあり、攻撃もリズムに乗れなかったか

「それもあるよ」

―選手にも力みがある

「そんな力みとか、ここで言うてもしゃあないやんか。そんなの、みんな力むよ、こんな短期決戦やねんから。力まんとやってるやつなんかおれへんよ。そんなもんお前、結果やん。結局、それだけやん」

―1、2番の出塁がなければ得点できないのもシーズンを通じてのこと

「いやもう、1年間を象徴してるようなゲームやったよな、結局な。何にもできないもんな、だからな」

―まず塁に出る意識、つなぐ意識がほしい

「いや、ほしいって。もう何試合やって。今言うてもしゃあないやん、そんなもん、当たり前のことやん、そんなん。うん、まあ1年間の象徴、今年の象徴したゲームみたいなもんやな、はっきり言うて」

―まずは直球を捉えることが大切か

 「まずはまっすぐって。そら狙い球も、みんなそらなあ、1年間やって違うわけやから、攻められ方もなあ、そらまっすぐだけじゃないと思うけど。そらもうそんなん、1年間やって対策分かるやんか、何回当たってんのそんなん」

―桐敷の2イニング目は、才木が5回までになったということもあって

「まあ、それもあるよ。明日高橋というのもあるしな、そらな」

―2イニング目はもともと佐野までというプラン

「そやな。佐野までにな、1人くらい出ててもというのはあったけど」

―その前に牧に初球をあっさり

「そうやん、だから。おんなじやんか。1年間おんなじ打たれ方したよな。しかし、分からんのかなあ。スコアラーに言うたんやけどな、横浜で。分からんなあ。スコアラーに言うてもあかんわな、選手がやらんとあかんのやから。まあ、そういう1年やったよ」

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