【ロッテ】佐々木朗希、CS初勝利の権利を得て降板…難敵相手に8回を無失点投球

先発の佐々木朗希 (カメラ・越川 亘)

◆2024 パーソル クライマックスシリーズ パ・ファーストステージ 第1戦 日本ハム―ロッテ(12日・エスコンF)

 ロッテの佐々木朗希投手が、CS初勝利の権利を得て降板した。8回5安打無失点9奪三振の快投で最速は159キロだった。

 初回は先頭・浅間を四球で歩かせたが、捕手・佐藤が盗塁を阻止。続く2番・清宮にも四球を与えたが、後続を絶って無失点で切り抜けた。2回は1死から6番・万波に初球を左前安打を許したが、またも無失点。5回までランナーは背負ったが、2併殺を奪うなど要所を締めるピッチングで得点を与えなかった。

 打線は5回に先頭の7番・中村奨が、相手左腕・加藤貴の137キロの直球を左中間スタンド最前にソロを放り込み、貴重な先制点を手にした。さらに7回には5番・ポランコにもソロが飛び出し、リードを2点に広げた。

 佐々木は21、23年といずれもCS第1ステージの初戦に登板。白星こそ挙げていないが、21年は6回1失点の毎回10K、23年は3回パーフェクトに封じていた。今季の日本ハム戦は5戦0勝2敗で、球団別ワーストの防御率3・81と難敵だが、この日に向けては、「そこ(初戦)しか投げたことがないので。勝っても負けても明日があると思って、開き直ってやりたい」と意気込んでいた。

ジャンルで探す