パドレス・ダルビッシュ有がドジャース戦初回0点発進、VS大谷翔平は空振り三振

◆米大リーグ・地区シリーズ第2戦 ドジャース―パドレス(6日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 パドレス・ダルビッシュ有投手(38)が6日(日本時間7日)、地区シリーズ第2戦の敵地・ドジャース戦に先発し、初回は無失点で立ち上がった。

 いきなり迎えた先頭打者は大谷翔平投手(30)。カットボールとカーブを低めに連投し2ボール。3球目は低めにスイーパーを投げてストライク。4球目は内角低めへ94・8マイル(約152・6キロ)の直球で空振りを奪った。カウント2-2からの5球目、外角に外れるスライダーで空振り三振にしとめ、第1ラウンドはダルの勝利となった。

 ベッツには左越え本塁打寸前の当たりを打たれたが、左翼プロファーが好捕。続くフリーマンの打席ではピッチクロック違反を犯したものの、カウント2―2からスプリットで空振り三振にしとめた。

 今季のポストシーズンは初登板のダルビッシュ。ポストシーズンは22年以来2年ぶりの登板で、これまで11試合に登板して4勝6敗、防御率4・19の成績を残している。今季は個人的な事情による制限リスト入りなど離脱期間も長く、16登板で7勝3敗、防御率3・31。ブレーブスとのワイルドカードシリーズはベンチ入りしてブルペン待機したが2戦連続で出番はなかった。

 前日5日(同6日)の試合前に行われた会見では「トップレベルに強いチームなので、パドレスとしても、サンディエゴとしても、ドジャース、LAに勝ちたいというのはあると思う」と闘志を燃やしていた。大谷とは今季日米通じて初めて対戦して5打数1安打。日本ハムの背番号「11」対決へは「大谷君だけじゃなくて、他にも素晴らしい選手がいるので、全員にしっかり集中して投げたい」と口にすれば、大谷も試合後に「チームでしっかりとアプローチをしたいなと思います。素晴らしい投手なので、一丸となってしっかり得点できるように頑張りたいなと思います」と気合を入れていた。

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