【高校野球】大阪桐蔭、近畿大会出場決定!主将・中野大虎が127球完封「マウンドに立てば抑えることだけ」

完封で決勝進出を決めた大阪桐蔭・中野(カメラ・森口 登生)

◆秋季大阪府大会 ▽準決勝 大阪桐蔭3―0大院大高(6日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

 大阪桐蔭が近畿大会出場を決め、秋6連覇へ王手をかけた。今夏甲子園1回戦(興南戦)で完封勝利を果たした、中野大虎(2年)は「7番・投手」で出場し、完封勝利でチームを決勝へ導いた。

 マウンドに立った中野は、初回から3者凡退に抑える順調な立ち上がりを見せた。攻撃では2回、先頭の吉野颯真一塁手(2年)が左線への二塁打で出塁すると、続く内海竣太右翼手(1年)も左前でつなぎ無死一、三塁。次打者・中野の二ゴロの間に1点を先制した。3回には2死満塁を背負うも相手4番・樋爪信捕手(1年)を三振に斬りピンチを脱出。5回にも2死一、三塁まで攻められたがいずれも失点を許さなかった。5回、6回にも得点し3点のリードをもらった右腕は「内角に直球を投げきれたことと、ピンチの時でも冷静でいれた」と127球完封を果たした。

 今秋から主将に就任。最速151キロ右腕の森陽樹(2年)が背番号1で中野は背番号7を背負う。「前までと全く一緒で、主将としてやることはあるけれど、マウンドに立てば抑えることだけ。背番号も大阪桐蔭に入ってからはこだわりがない。試合に出て抑えればいいだけなので」と最上級生としてチームをけん引する。西谷浩一監督も「中野も森も経験がある。(この日も)しっかり粘って投げて投げてくれました」と力投をたたえた。

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