【DeNA】オースティンが初の首位打者“当確” プロ初登板初先発の松本隆之介は5回2失点「すごく自信になった」

初回無1死一塁、中前打を放ち、ベンチに迎えられるオースティン(中央、カメラ・谷口 健二)

◆JERA セ・リーグ 中日4―3DeNA(5日・バンテリンドーム)

 DeNAはサヨナラ負けを喫した。「4番・一塁」で先発出場したオースティンは1打席目に中前打を放ち、首位打者が決定的となった。

 1―0の初回1死一塁。相手先発・小笠原の投じた119キロのチェンジアップをバットを折りながら中前に運んだ。この一打で打率は3割1分5厘6毛に到達し、試合前の時点で3割1分5厘0毛でリーグトップに立っていたヤクルト・サンタナを上回り、初の首位打者が決定的となった。一塁を踏むと、林が代走に送られ交代。仲間から笑顔で迎えられ「バットが折れて詰まった打球になったけど、いいところに落ちてくれた」と笑顔を見せた。

 投げては、高卒4年目の松本隆が5回6安打2失点と粘投。勝利投手の権利を持って降板するも、直後に継投した坂本が細川に同点ソロを打たれ、プロ初勝利はお預け。「(1軍では)変なボール球には手を出しをしてこないし、不意に投げた落ち球にも反応しなかった。自分の思い描くとおりに進まなかった」と振り返った。

 それでも「真っすぐの出力はそんなに出ていなかったけど、痛打されることは少なかった」と収穫も口にした。直球の出力を上げていくことや変化球の精度向上を課題に挙げたが、「すごく自信になった。ファームとは違う空気や責任感があった。こっち(1軍)で投げている方が楽しかった」と笑顔で語った。

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