ドジャースのフリーマンがPS出場へ自信「通常の状況だったら4~6週間のIL入り」 走塁&守備確認

 ドジャースのフレディー・フリーマン内野手(35)が4日(日本時間5日)、5日(同6日)の地区シリーズ初戦を翌日に控えて走塁練習と守備練習を再開させ、スタメン出場に自信を見せた。

 頼れるベテランが、ポストシーズン初戦の本拠地・パドレス戦を前に状態を最終チェックした。地区優勝を決めた9月26日(同27日)の本拠地・パドレス戦で一塁を駆け抜けた際に右足首を捻挫。その後の3試合を欠場して、前日3日(同4日)の紅白戦でも打席に立っただけで守備や走塁は行わずに状態が心配されていた。この日はベースランニングや一塁でノックを受けるなどして状態を確認。ロバーツ監督もじっくりと見守っていた。

 フリーマンは「これが通常の状況だったら4~6週間のIL(負傷者リスト)入りだと(トレーナー陣に)言われたけど、おれはこれを1週間で治してプレーする。違和感なくプレーできると思っている。指を骨折してプレーしたことはあるけど、足首を捻挫したままプレーするのは今までで最もきつかった」と状況説明しながら「たいぶよくなって、調子はいいと言えるようになった。総合的に見て状態は数日前よりもずっといい。ケージで打撃練習をやって、きのうは紅白戦で打席にも立った。打って、走れるか分からなかったけど、今日はそれが出来た。右足を痛めたので、左足でベースを踏むように心がければ走塁も出来る。試合でなにが起きるかは分からないが、一塁のベースカバーもなかなかよく出来た」と前を向いた。

 ロバーツ監督もこの日、スタメン起用を明言することはなかったが「一塁のスタメンで出すつもりだ」と話し、試合当日の状態を見て判断するとしていた。DHには大谷翔平投手(30)が君臨しており、出場するとすれば一塁でのスタメンか、試合途中の代打が濃厚。ドジャースはフリーマン不在も想定して、ノックには三塁手のマンシーが一塁に入るなどしていた。

 ブレーブス時代の20年にMVPに輝いたこともあるフリーマンは今季、147試合に出場して22本塁打、89打点、打率2割8分2厘の成績を残した。これまで最多安打に2度輝いており、打率3割以上も8度マークしている。大谷が加入した今季は大谷、ベッツに続く3番打者として存在感を示し、一塁の守備でもドジャース内野陣を支えていた。

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