WCS逆転勝ちの勢いのメッツが終盤投打に不調となったフィリーズと激突 千賀起用が功を奏するか

 米大リーグはワイルドカードシリーズが終わり、日本時間6日から地区シリーズがスタートする。その4カードの見どころなど展望する。

 【フィリーズ×メッツ】史上3人目のレギュラーシーズン1試合以下でのポストシーズン(PS)先発を任された千賀滉大。昨季のフィリーズ相手に1度は7回1安打無失点、もう1試合は5回1/3を4失点(自責点2)の1勝1敗だった。相手先発はメジャーを代表する右腕ウィーラー。千賀は長いイニングは投げないと思うが、試合を壊さなければワイルドカードシリーズ逆転で2勝したメッツに流れを呼び込むかもしれない。

 シーズンは7勝6敗でフィリーズがリードも9月の2つのシリーズではメッツが4勝3敗と勝ち越している。フィリーズにとって後半戦30試合本塁打ブランクを作るなど過去2年間のPS30試合で11本塁打を叩きこんだ大舞台に強い男、ハーパーがやや不振なのが気がかり。一方のメッツは、終盤9試合に30打数4安打で本塁打0、打点1で不振だったアロンソが、ブルワーズ相手に逆転3ランを放つなど復調気配なのが頼もしい。腰痛で終盤9試合欠場していたリンドアも1番に復帰しており、敵地2試合で1勝1敗なら下克上パート2も十分考えられる。

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