地区シリーズでダルビッシュ有VS山本由伸のPS史上初の日本人先発投げ合いの可能性浮上「楽しんで」

◆米大リーグ・ワイルドカードシリーズ パドレス5―4ブレーブス(2日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ナ・リーグ西地区2位からポストシーズンに進んだパドレスが、ワイルドカードシリーズでブレーブスに2連勝して、5日(日本時間6日)に初戦を迎えるドジャースとの地区シリーズ進出を決めた。

 初回に1点を先取されたパドレスだったが、2回2死走者なしから6連打で一挙5得点を奪って逆転。先発のマスグローブが4回途中で右肘の張りを訴えて緊急降板するアクシデントもあったが、5人の救援陣でつないで最後は1点差に迫られたが、元阪神スアレスが締めくくった。

 登板のなかったダルビッシュ有投手(38)はブルペンから試合を見つめ「すごくうれしいですね」とシャンパンファイトでは、同僚と美酒をかけ合ってびしょ濡れになった。地区シリーズの相手は同地区のライバルドジャース。「サンディエゴのシティー(街)としても、球団としてもLA(ロサンゼルス)というのは、大事な相手なので、勝てるように頑張りたいです」と決意を新たにした。

 1、2戦目はシース、ダルビッシュが登板することが濃厚で、2戦目にダルビッシュが先発すれば、ドジャース山本由伸投手(26)と投げ合うことになる。日本人先発投手同士でポストシーズンで投げ合えば史上初。まだ登板日は伝えられていないと言うが「投げるのであればしっかり準備したいです。どこで投げるか分からないので、投げ合えるのであればしっかり楽しんでやりたいと思います」と意気込みを口にした。

 注目の集まる大谷翔平投手(30)との対戦へ向けては「大谷君だけじゃなくて、全員すごいいいバッターが多いので、しっかり勉強して臨みたいと思います」と気を引き締めていた。

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