ドジャースの地区シリーズの対戦相手はパドレスに決定 ダルビッシュ有&松井裕樹所属、どんなチーム?

パドレスのダルビッシュ有(右)と松井裕樹

◆米大リーグ・ワイルドカードシリーズ パドレス5―4ブレーブス(2日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ナ・リーグ西地区2位からポストシーズンに進んだパドレスが、ワイルドカードシリーズでブレーブスに2連勝して、5日(日本時間6日)に初戦を迎えるドジャースとの地区シリーズ進出を決めた。

 ダルビッシュ有投手(38)、松井裕樹投手(28)が所属しているパドレス。ドジャースと同じナ・リーグ西地区に所属し、ドジャースに5ゲーム差及ばず2位だったが、両リーグ通じて地区優勝した6チーム以外での93勝は最多だった。特に後半戦は43勝20敗で勝率6割8分3厘と、両リーグトップの成績を残すなど勢いはすさまじかった。

 投打のバランスが取れたチームだ。先発は14勝のシース、13勝で前日1日(同2日)に7回無失点12奪三振の快投を見せたキング、7勝のダルビッシュが軸。昨季まで3年連続2ケタ勝利だったマスグローブはワイルドカードシリーズ第2戦で先発したが、右肘張りで緊急降板し、地区シリーズでの登板は微妙になった。それでも7勝のウォルドロンらが控えている。中継ぎも抑えの元阪神スアレスが65登板で36セーブ。エストラダ、モレホン、スコット、アダム、ホーイングら防御率3・00以下の投手がそろい、松井もレギュラーシーズンではスアレスに次ぐチーム2位の64試合に登板した。

 打線も1番は大谷を上回って首位打者に輝いたアラエス、2番に21年本塁打王のタティスが座り、3番以降もプロファー、マチャド、メリルと好打者が並び、9番で捕手のヒガシオカが2戦連続本塁打とラッキーボーイ的な存在になっているのも不気味だ。

 07~19年に13年連続でポストシーズン進出を逃す低迷期はあったが、20年以降の5年で3度のポストシーズン進出。だが、球団の歴史でワールドチャンピオンになったことはまだ一度もない。今季、ドジャースには8勝5敗と勝ち越し。サンディエゴの本拠地・ペトコパークは連日満員に近いファンが集まり、熱い声援を送っている。

ジャンルで探す