【オリックス】6点リードからの大逆転負け…中嶋監督「どうなってんだ、こりゃ? という感じ」

5回、ソフトバンク・今宮の逆転打に消沈するオリックスベンチ(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ ソフトバンク8―6オリックス(1日・みずほペイペイドーム福岡)

 オリックス・中嶋監督の言葉が、寂しい現実を示していた。「打てば打たれるし。どうなってんだ、こりゃ? という感じで」。相手の高卒新人・前田悠から3回までに6点を奪う大勝ムード。ところが自軍の先発・田嶋が計算外だった。

 「最終登板でね。あの点差であと1アウトと思いましたけど、さすがにね」と4回2/3を6失点で交代し、2番手・鈴木でも止められなかった。ソフトバンクに8連敗でシーズンを終了。みずほペイペイでも球団最少の1勝8敗1分けに終わり、同最低勝率(1割1分1厘)を更新した。

 目標だった4連覇を阻まれ、対戦成績も6勝18敗1分け。パでは最多となる12個の貯金を提供した。「(投手の)150キロをはじけるか、はじけないか、というのが今の野球。はじける打者が少ないのが現状でしょうし、その差かな…と思いますけど」と下半身の不調で欠場した太田を含め、野手陣にも奮起を促した中嶋監督。残り1試合、積み残した宿題は多い。(長田 亨)

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