大谷翔平の“１０冠”が確定　史上初のリーグをまたいだ２年連続本塁打王　ＤＨ史上初のＭＶＰも最有力

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）の“１０冠”が３０日（日本時間１０月１日）、確定した。ナ・リーグのレギュラーシーズン全日程が終了した。

　大谷は日本人選手初の本塁打王を獲得したエンゼルス時代の昨季に続いて２年連続のキング。両リーグでの本塁打王は史上４人目の快挙で、リーグをまたいでの２年連続は史上初の快挙となった。リーグ８７年ぶりの３冠王は逃したが、日本人選手初の打点王に輝き、主要２冠と堂々の成績を残した。その他にも得点、出塁率、長打率、ＯＰＳ、長打、塁打、ＩＳＯ（長打率から単打を除いた長打力を示す数値）、本塁打率と合わせて１０冠となった。アラエス（パドレス）と４厘差で首位打者に届かなかった打率、盗塁、安打、四球、敬遠四球とリーグ２位の数字も５項目あった。

　昨年９月に受けた右肘手術の影響で投手を封印し、打者専念の“一刀流”となった今季。史上６人目で最速となる「４０―４０」、史上初の「５０―５０」など数多くの歴史を築いた。日本人選手初の打率３割、３０本、３０盗塁のトリプルスリーも成し遂げた。欠場は３試合だけで、自己最多の１５９試合に出場し、ＤＨ専任では史上初のＭＶＰも最有力候補となっている。今後はメジャー７年目で自身初のポストシーズンが控えており、１０月５日（同６日）に本拠地で地区シリーズ初戦に臨む。

◇大谷の打撃各部門のリーグ順位

【１位】

▽本塁打（５４）

▽打点（１３０）

▽得点（１３４）

▽出塁率（・３９０）

▽長打率（・６４６）

▽ＯＰＳ（１・０３６）

▽長打（９９）

▽塁打（４１１）

▽ＩＳＯ（・３３６）

▽本塁打率（１１・７８）

【２位】

▽打率（・３１０）

▽盗塁（５９）

▽安打（１９７）

▽四球（８１）

▽敬遠四球（１０）