大谷翔平、レギュラーシーズン終了も「今シーズンを振り返ることはない」「いい思い出がくるように」

試合後、メディアの取材を受ける大谷翔平(カメラ・村山みち)

◆米大リーグ ロッキーズ1―2ドジャース(29日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が29日(日本時間30日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、4打数1安打、1盗塁でレギュラーシーズン最終戦を終えた。打率は3割1分で逆転での首位打者、三冠王はならなかったが、12試合連続安打、3試合連続盗塁で締めくくり、本塁打王と打点王は確実で、史上初の「50―50」を達成した本塁打と盗塁は「54発&59盗塁」で終えた。

 試合後に日米のメディアの取材に応じた大谷。多くの偉業を成し遂げた今季最も記憶に残ることを問われると「まずは1年間しっかりと安定して出られたのが自分の中では1番よかったですし、それにともなってケアをしてくれた人たちもそうですし、サポートしてくれた人たちにも感謝したいです」と口にした大谷。さらにもう一度記憶に残るシーンを聞かれると「一番は分からないですかね…。そのときそのときでうれしさもありますし、これからポストシーズンもあるのであまり今シーズンを振り返ることはないので、それよりいい思い出が来るように努力したいなと思います」と前を向いた。

 メジャー7年目でドジャース加入1年目だった大谷の24年シーズンは、159試合に出場して636打数197安打の打率3割1分、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1・036だった。ドジャースは3年連続地区優勝で、12年連続のプレーオフ出場が決定。10月5日(同6日)にプレーオフの地区シリーズ初戦を本拠地で迎える。

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