４厘差の首位打者争い　大谷翔平＆アラエスはともに最終戦「１番」でスタメン　無視できない大穴の存在も

◆米大リーグ　ロッキーズ―ドジャース（２９日、米コロラド州デンバー＝クアーズフィールド）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が２９日（日本時間３０日午前４時１０分開始予定）、レギュラーシーズン最終戦となる敵地・ロッキーズ戦のスタメンに「１番・指名打者」で名を連ねた。逆転での首位打者、三冠王へ向けて４厘差のリーグトップのアラエス（パドレス）を猛追する。アラエスも敵地・ダイヤモンドバックス戦に「１番・一塁」でスタメンに名を連ねた。

　前日２８日（同２９日）は５打数２安打で、打率は３割１分に上げた大谷。一方で２年連続首位打者のアラエスは欠場し、３割１分４厘から推移はなかった。ここまで大谷が６３２打数１９６安打で、アラエスが６３４打数１９９安打。アラエスが４打数無安打だったとしても大谷は２打数２安打、５打数３安打以上が必要と、ハードルは高い。

　そして“大穴”として存在を無視できないのがブレーブスのオズナ。現時点で３割６厘でリーグ３位だが、ドジャースやパドレスとは違いあす３０日（同１０月１日）にダブルヘッダーを残しており、大爆発すれば一気に打率を上げる可能性もある。大谷がアラエスを上回るためには、まずはこの日ヒットを打ちまくることが大前提。最終戦も目が離せない。