【日本ハム】新庄監督が“勝ち運”抜群の山本拓実をCSキーマンに指名「すごいね」中継ぎで無傷の6勝

山本拓実

◆パ・リーグ 日本ハム7×―6ソフトバンク(28日・エスコンフィールド)

 日本ハム・新庄剛志監督(52)がクライマックスシリーズ(CS)のキーマンの一人に、中継ぎの山本拓実投手(24)を指名した。

 池田が一挙4失点と逆転された直後の8回2死から登板。回またぎとなった9回までの打者4人を完璧に封じ、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。リリーフながら、開幕から負けなしの6勝目をゲット。指揮官は「(勝ち運が)すごいね。短期決戦は爆発する、キーポイントになる選手が出てくるけど、山本君はその1人に入りますね」と大きくうなずいた。

 身長167センチの右腕は、昨年6月に郡司裕也捕手(26)とともに交換トレードで中日から移籍。ソフトバンク戦7連勝へ導く大きな役割を果たし「僕は点を取られた後のちょっと悪い流れでいくことが多い。いい意味で『空気を読めない』くらいの気持ちで、目の前の打者に向かっていくことだけを意識している。それが今はいい方向に」と胸を張った。

 この日は中日時代に2軍でバッテリーを組んでいた郡司とのコンビで0封。「今日は“一応”本職キャッチャーの人が座っていたので、最悪(打たれても)ちょっと配球が悪いとかにしようかなと思って。要求されたとおりに頑張って投げました」と仲の良い先輩をイジリ倒し「ナゴヤ球場かなと思いました」と報道陣を笑わせた。

ジャンルで探す