「試合、状況。重々承知しています」 逆転CSへ楽天・田中将大がきょう1軍初登板 

練習で厳しい表情を見せる田中将(カメラ・太田 和樹)

 28日のオリックス戦(楽天モバイル)で今季初先発する楽天・田中将大投手(35)が、再出発へ意気込んだ。登板前日の27日、本拠地で調整。最後はマウンドを確認しながら捕手を座らせて投球した。1軍では昨年10月2日のソフトバンク戦(ペイペイD)以来、362日ぶりの登板。日米通算200勝まであと3勝に迫っている右腕は「これまでにない状況ではありますけど、春先からファームで取り組んできたことをしっかり出すことができれば」と力を込めた。

 昨年10月に右肘のクリーニング手術。18年目の今季はキャンプ1軍スタートも上半身のコンディション不良から3月以降はファームでの調整が続いた。8月7日の練習試合・富士大戦(森林どり泉)で実戦復帰し、これまでファームで5試合登板を重ねてきた。チームは3位のロッテに1ゲーム差の4位。逆転CSに向けても大事な一戦となる。「試合、状況。重々承知しています。クライマックスシリーズに向けて勢いがつく投球ができれば」と意欲を見せた。(太田 和樹)

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