大谷翔平「50―50」ボールオークション、差し止め訴訟起こされるも予定通り

 米オークションハウス「ゴールディン」は25日(日本時間26日)、ドジャース大谷翔平投手が史上初の「50―50」を決めた50号ホームランボールのオークションを現地時間27日から開催すると発表した。

 

 ボールの正当の所有者と主張する18歳のM・マタス氏がオークションの一時停止を求める仮処分を求めて25日に民事訴訟を起こしたが、フロリダの裁判所は予定通りオークションを開始する許可を下した。米ESPN局が26日(日本時間27日)に報じた。

 マタス氏は大谷が19日(同20日)のマーリンズ戦で放った50号ホームランボールを当初確保していたが、筋肉質の男性から無理やり奪われたと主張。奪われるまではボールの正当な所有者だったとしている。SNSには着弾した瞬間の動画が出回っている。訴えでは、所有権の結果が出るまで、両当事者が合意した安全な場所にボールを保管するよう求めていた。

 ゴールディンによるオークションは入札開始価格は50万ドル(約7200万円)で来月9日まで。即決価格は450万ドル(約6億5000万円)。入札額が上昇し、期間中に300万ドル(約4億3000万円)に到達した場合は、即決価格はなくなり、青天井の延長入札になるという。ESPN局によると、野球ボールの史上最高額は99年M・マグワイアの70号の305万ドル(約4億4180万円)となっている。

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