勝てば地区優勝決定のドジャース、7回にスミスの20号2ランで追いつく 大谷翔平もベンチで大喜び

◆米大リーグ ドジャース―パドレス(26日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、本拠地・パドレス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、2点を追う6回先頭の3打席目に、9試合連続安打となる右前安打を放ったが、得点にはつながらなかった。

 ドジャースは前日25日(同26日)の大谷の勝ち越し打で勝って、2位パドレスと3ゲーム差。地区優勝へのマジック「2」が再点灯した。この日の試合で勝てば、3試合を残して3年連続の地区優勝が決まるという大一番だ。

 試合はパドレス・マスグローブ、ドジャース・ビューラーの両先発右腕が好投。4回までは両軍ともに無得点で試合が進んだ。試合が動いたのは5回。パドレスは1死からペラルタの四球、ヒガシオカの二塁打で二、三塁のチャンスを作ると、リーグ打率トップアラエスの一ゴロの間に先取点を奪った。6回にもパドレスは1死二、三塁でボガーツの中犠飛で1点を追加してリードを2点に広げた。

 だが、ドジャースは、2点を追う7回先頭のマンシーが四球を選ぶと、続くスミスが中堅へ20号同点2ラン。先発・マスグローブから値千金の同点弾を放って試合を振り出しに戻した。レギュラーシーズンは本拠地最終戦とあって、スタンドを埋め尽くしたファンとドジャースベンチは大きく盛り上がり、パーカーを着ていた大谷もベンチ内で大喜びだった。

 勝てば大谷にとって、メジャー7年目で初の地区優勝。勝ち越し打を放ってヒーローだった前日の試合後には「そのためにここまで頑張ってきましたし、それをホームのゲームで明日できれば、それは特別じゃないかなと思います」と意気込んでいた。この試合を含めて残り4試合。あす27日(同28日)からは、敵地でロッキーズ3連戦が組まれている。

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