大谷翔平メジャー7年目で初の地区優勝なるか 1、2打席目は凡退…3回まで両軍無得点

◆米大リーグ ドジャース―パドレス(26日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、本拠地・パドレス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、両軍無得点3回2死走者なしの2打席目は、一ゴロに倒れて2打席連続で凡退した。試合は3回まで両チーム無得点が続いている。

 パドレスの先発は、ジョー・マスグローブ投手(31)。21年から3年連続で2ケタ勝利を挙げ、今季は故障による離脱もあって18登板で6勝5敗、防御率3・95にとどまっている。大谷はこれまで8打数1安打の打率1割2分5厘で本塁打なし。今季は開幕2戦目の3月21日に韓国で対戦し、右前安打と右犠飛だった。

 初回先頭の1打席目は、カウント1ボール、2ストライクから、4球目の高めの94・8マイル(約152・6キロ)直球をはじき返したが、二塁ベース寄りを守っていた遊撃手正面のゴロに倒れた。

 パドレスとの首位攻防3連戦の初戦は、2点を追う9回無死一、二塁で大谷もネクストバッターズサークルに控える中で、トリプルプレーというまさかの形でゲームセット。パドレスは2年ぶりのプレーオフ進出を決めて、ダルビッシュと松井はシャンパンファイトに参加した。前日25日(同26日)の第2戦では、同点の6回に大谷が勝ち越しの中前適時打を放って雄たけびを上げ、ドジャースはそのまま逃げ切ってマジック「2」を再点灯させた。この日勝てばドジャースの3年連続の地区優勝が決定。王手をかけて第3戦を迎えた。

 6打数6安打、3本塁打、10打点、2盗塁と圧巻の活躍を見せた19日(同20日)以降の6試合では、24打数17安打の打率7割8厘で、5本塁打、15打点、7盗塁と“無双モード”に突入している大谷。前日25日(同26日)の試合後には「単純にやっぱ調子がいいなと思います」と自己分析しながら「最後の最後まで、そういう(優勝を争う)試合ができることにまず感謝したい。ここまで健康を保って、今日もしっかり全部出れたことに、まず今日はそれが1番じゃないかなと思う」と優勝を争っている終盤の手に汗握る戦いをかみしめている。

 勝てば大谷にとって、メジャー7年目で初の地区優勝。勝ち越し打を放ってヒーローだった前日の試合後には「そのためにここまで頑張ってきましたし、それをホームのゲームで明日できれば、それは特別じゃないかなと思います」と意気込んでいた。この試合を含めて残り4試合。あす27日(同28日)からは、敵地でロッキーズ3連戦が組まれている。

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