「何が何でも勝つ」V争いの巨人23歳左腕が9勝へ「こんなにお客さんのいる球場で試合できて幸せ」

キャッチボールで調整した井上(カメラ・今成 良輔)

 巨人の井上温大投手(23)が27日の中日戦(東京D)で9勝目を目指して先発する。26日は横浜でキャッチボールや短距離ダッシュなどで調整した左腕は「本当に(シーズンの先発が)最後ぐらいだと思うので、何が何でも絶対勝ちにつなげるピッチングにしたいなと思います」。4年ぶりのリーグVへ力を出し切ることを誓った。

 ここまで先発、中継ぎ計24試合に登板して8勝5敗、防御率2・91をマーク。「飛ばすというよりかは、いつもどおりピッチングすれば自然と良い結果出るんじゃないかと思います」と冷静に自然体で臨む。

 チームはしびれる試合の連続。そんな中、マウンドに上がる若き左腕は「こんなにお客さんのいる球場で試合ができることは幸せなことだなって感じる。それをかみしめながらあと1試合も感謝の気持ちを持ってマウンドに上がりたいと思います」とファンの期待に勝利で応えるつもりだ。

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