【高校野球】専大北上が2年ぶり12度目の秋季東北大会に王手…盛岡誠桜との乱打戦で逆転勝利

粘投した専大北上3番手・中田悠斗(カメラ・山崎 賢人)

◆高校野球◇秋季岩手県大会 準々決勝 専大北上9―8盛岡誠桜(26日・きたぎん)

  専大北上が盛岡誠桜との乱打戦を制し、2年ぶり12度目の秋季東北大会進出に王手をかけた。

 3回裏から試合が動いた。0―0の3回2死二塁、盛岡誠桜の2番・金沢琉唯左翼手(2年)が快音を響かせ、中越え適時三塁打で先制。続くチャンスで3番・小又斗杏(とあ)一塁手(2年)が左越え適時二塁打を放ち2―0と点差を広げた。

 しかし、専大北上打線も黙っていない。直後の4回、打線をつなぎ無死二、三塁のチャンスを作ると7番・下坂侑凛(うりん)遊撃手(2年)が中前適時打を放ち1点差。無死一、三塁では内野ゴロの併殺の間に三塁走者が生還し、同点に追いついた。

 2―2の4回には盛岡誠桜が2点を追加し勝ち越し、6回にも2点を奪われ2―6と点差が開いた。だが、6回途中から登板した専大北上3番手・中田悠斗投手(2年)が投打で活躍した。4―6と点差を詰めた7回2死二、三塁で強振すると、左翼線に一直線。同点となる2点適時二塁打で力強くガッツポーズした。続く2死二塁では下坂が再度左適時二塁打を放ち逆転した。

 9回には長打から1点差にされたが中田が粘投。最後の打者を左飛に打ち取り、試合を締めた。

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