大谷翔平が日本人盗塁シーズン最多記録でイチローに並ぶ 33連続盗塁成功で「53―56」…2打席連続適時打も

◆米大リーグ ドジャース―パドレス(25日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、本拠地・パドレス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、01年にイチロー(マリナーズ)が樹立した日本人最多に並ぶ56個目の盗塁を決めた。7月22日の盗塁失敗を最後に、33連続成功となった。

 大谷が元気いっぱいに走った。初回先頭の1打席目では四球を選んで出塁すると、相手バッテリーの暴投で二塁に進み、T・ヘルナンデスの適時打で先取点となるホームを踏んだ。4回の3打席目に一時勝ち越しとなる右翼フェンス直撃の適時二塁打。5回に追いつかれ、6回2死一、二塁の4打席目には、再び中前適時打を放って勝ち越し、一塁塁上では雄たけびを上げた。さらに休む暇なく、2死一、三塁でベッツの打席の4球目でスタートを切ると二盗を決めた。日本記録に並ぶ56盗塁だ。

 19日(同20日)の敵地・マーリンズ戦は歴史に残る大活躍。試合前は「48発&49盗塁」だったが、自己最多を更新する3本塁打、6安打、10打点の大暴れ。2盗塁も決めた。史上初の「50―50」を達成しただけでなく「51―51」まで数字を伸ばした。チームは20―4で大勝して、12年連続となるプレーオフ進出も決定。試合後にはグラスに入ったシャンパンで乾杯して控えめに喜び分かち合った。

 ロサンゼルスに戻った20日(同21日)の本拠地・ロッキーズ戦では、3打席目に52号逆転2ランを放つと、4打席目には全力疾走で一塁への内野安打をもぎ取ると、3試合連続で52個目の盗塁となる二盗を決めた。21日(同22日)は、3点を追う9回先頭の5打席目に中前安打を放って出塁すると、30企画連続成功となる53個目の盗塁となる二盗。さらに22日(同23日)にも二盗を決めて日本人では初の5試合連続盗塁をマーク。55盗塁で日本人最多に王手をかけていた。

 ◆大谷のメジャーでの年度別盗塁数

 ▽18年 10

 ▽19年 12

 ▽20年 7

 ▽21年 26

 ▽22年 11

 ▽23年 20

 ▽24年 56

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