菊池雄星、日本人左腕初の200奪三振も、6回自責0の2失点でアストロズ移籍後初黒星

◆米大リーグ アストロズ1―8マリナーズ(25日・米テキサス州ヒューストン=ミニッツメイドパーク)

 アストロズの菊池雄星投手が25日(日本時間26日)、本拠のマリナーズ戦に6回を投げ8奪三振で自身初の200K突破。日本人左腕初の大台をクリアした。ただし、6回に味方の失策から2失点(自責点0)し10敗目。この日がレギュラーシーズン最終登板のため、2年連続となる10勝目を逃した。

 前夜、地区優勝を決めたアストロズだったが、菊池はこの日がデーゲームだったことで試合途中で帰宅、シャンパンファイトには参加できなかった。それでもイスパーダ監督は「一緒に優勝を祝えたら良かった。彼がプレーオフで何を見せてくれるのか待ちきれない」と期待を込めていた。

 優勝が決まりアルテューベ、タッカーら主力打者がベンチスタートだったこの試合。まだポストシーズン進出の望みのある古巣マリナーズ相手に菊池は最速156キロの直球が走りスライダーも切れて5回まで2安打無失点の好投を見せていたが、6回に先頭打者の打球を三塁手がファンブル。四球を挟み、打ち取った打球が三塁内野安打で1死満塁。4番アロザレーナは直球でこの日8個目の三振を奪ったが、今季7月まで在籍していたブルージェイズでチームメートだったターナーに初球の直球を左翼線に運ばれて2点を失った。

 アストロズ移籍後初黒星(5勝)を喫したが、今季は9勝10敗、防御率4・05。投球回(175回2/3)、奪三振(206個)、9イニング換算の与四球(2・25)は自己ベストとなった。

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