1か月前まで未経験の左翼でレーザービーム! 巨人・モンテスが好守連発 亀井コーチ「必死に止めようとする姿勢がある」

7回、オースティンの左前安打を本塁へ好返球したモンテス(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ DeNA1―0巨人(25日・横浜)

 鋭い送球が鮮やかにミットへ届いた。0―1の7回2死一、二塁。前進守備を敷いていたモンテスは三遊間を抜けた打球に猛チャージし、捕手の大城卓へノーバウンド返球。本塁に突入した二塁走者の牧を刺した。「失点は絶対に防がなくてはいけない場面だったのでアウトにできて良かった」とうなずいた。

 8月中旬にほぼ未経験だった外野での出場を直訴してから、わずか1か月だが「レフトの守備も慣れてきた」。6回2死では戸柱の左翼線への当たりをスライディングキャッチすると、素早い返球。単打で食い止めるなど、1点を争う緊迫した展開で好守を連発した。亀井外野守備兼走塁コーチから「必死に止めようとする姿勢があるし、ボールの追い方もよくなってきている」と外野手としての成長を認められた助っ人が、攻守で不可欠な存在となっている。(内田 拓希)

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