ロバーツ監督落胆「翔平が打席に入らないのは1%以下の可能性だった」大谷翔平の前で三重殺 パドレスに敗戦

◆米大リーグ ドジャース2―4パドレス(24日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が24日(日本時間25日)、本拠地・パドレス戦に「1番・DH」で先発出場。3打数1安打で7試合ぶりに本塁打も盗塁も記録されず、「53―55」(53本塁打&55盗塁)からの前進はなかった。地区優勝を争うパドレスとの首位攻防3連戦の初戦で逆転負けを喫し、2ゲーム差に迫られた。

 試合はまさかの幕切れとなった。3点を追う9回。元阪神の守護神・スアレスからドジャースは下位打線が3連打。2点差に迫り、なおも無死一、二塁だったが、9番・ロハスがトリプルプレーに倒れて試合終了となった。1番・大谷には回らなかった。

 ナ・リーグ西地区は首位のドジャースが2ゲーム差で依然優位に立つが、3連戦3連敗となると、パドレスにマジック「3」が点灯する。今カードで2勝すればいいド軍の最短優勝は26日(同27日)となった。試合後のロバーツ監督の主な一問一答は以下の通り。

 ―今日のドジャースの攻撃。

 「彼ら(パドレス)はよく打ったが、我々は打つことができなかった。最 終回は攻撃ではベストなイニングになるはずだったが、トリプルプレ   ーになるものを打ってしまった。マニー(マチャド)の素晴らしい守備は賞賛を受けるべき」

 ―大谷がネクストバッターズサークルにいる時にトリプルプレー。フラストレーションがたまった。

 「翔平が打席に入らないというのは1%以下の可能性だったが、不運にもその小さな可能性の方が出た」

 ―あの場面でトリプルプレーの可能性を考えたか。

 「いいや、全く。あの結果は最も起こりにくいものだったし、1年に何度も起きるプレーではないのに、今夜翔平の打席の前にそれが起きたことに落胆させられた。明日の試合に勝つことは非常に重要だ。明日はジャック(フラーティ)が登板するし、頼れるリリーフたちも投げられる状態なので3ゲーム差に戻す」

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