【高校野球】わずか3安打で辛勝も…花巻東・佐々木洋監督は選手ほめる「負けなかったことが大事」

6回1死二、三塁から先制のスクイズを決める花巻東・森下祐帆(カメラ・有吉 広紀)

◆秋季高校野球岩手県大会▽2回戦 花巻東2―1水沢(25日・花巻)

 今夏の甲子園に出場した花巻東が初戦の2回戦に臨み、水沢に2―1で競り勝った。安打数で3本―8本と後手に回る苦しい展開。6回1死二、三塁からこの日17歳の誕生日の8番・森下祐帆遊撃手(2年)のスクイズで先制。この回もう1点を追加して2点差とした。投げては今夏甲子園メンバーの背番号10・金野快投手(2年)が4回途中からマウンドに上がり、5回2/3を投げて1失点と粘りの投球で逆転を許さなかった。

 「しびれる試合でした」と振り返った佐々木洋監督だったが、「秋はきれいな勝ちはない。3安打でも負けなかったのはほめたい」と厳しい流れでも踏ん張った選手たちを評価。26日に盛岡工との準々決勝があるが「これで(気持ちも)締まったと思う。試合をしていくうちに強くなっていってほしい」と少しずつでも成長していくと話した。

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