パドレスが史上初の珍事 トリプルプレー試合終了&プレーオフ進出決定「ベストな終わり方」…ド軍指揮官ため息

◆米大リーグ ドジャース2―4パドレス(24日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が24日(日本時間25日)、本拠地・パドレス戦に「1番・指名打者」でフル出場し、3打数1安打で7試合ぶりに本塁打も盗塁も記録されず「53本塁打&55盗塁」から前進はなかった。

 試合は3点を追う9回にドジャースが元阪神のパドレス守護神・スアレスを攻め込んで、3連打で1点を返して2点差に迫り、無死一、二塁でネクストバッターズサークルには大谷も打席を待っていたが、9番・ロハスがまさかの「5―4―3」のトリプルプレー。パドレスはプレーオフ進出を決めた。

 MLB公式のサラ・ラングス記者によると、MLBの歴史の中でトリプルプレーで試合終了するのは28度目だが、それと同時にプレーオフ進出を決めたのは史上初。試合終了時に限らなくとも、プレーオフ進出を決めた試合でのトリプルプレーは20年9月27日のブルワーズ以来4度目だという。

 思わぬゲームセットに、その後のシャンパンファイトに参加したダルビッシュも「ネクストに大谷君もいましたし、最近の大谷君の調子を考えてもちょっと怖いなというところだった。トリプルプレーが本当にベストな終わり方だったので」と振り返っていた。ドジャースのロバーツ監督は会見場に姿を見せると、椅子に腰をかけて大きなため息を漏らしていた。

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