ドジャース逆転負けでパドレスと2ゲーム差 最後はまさかのトリプルプレー 最短地区優勝は日本時間27日に…大谷翔平は94年ぶり記録も

◆米大リーグ ドジャース2―4パドレス(24日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が24日(日本時間25日)、本拠地・パドレス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、3打数1安打で7試合ぶりに本塁打も盗塁も記録されず「53本塁打&55盗塁」から前進はなかった。地区優勝を争うパドレスとの首位攻防3連戦初戦で逆転負けを喫し、2ゲーム差に迫られた。3点を追う9回は1点を返し、なおも無死一、二塁としたが、最後はロハスが三ゴロでまさかの三重殺に倒れた。

 パドレスの先発は、マイケル・キング投手(29)。大谷はこれまで3本塁打を放つなど12打数5安打の打率4割1分7厘と好相性だった。初回先頭の1打席目は、初球の高めの93・7マイル(約150・8キロ)直球をはじき返し、打球速度110・4マイル(約177・7キロ)という鋭い当たりで右翼へのエンタイトル二塁打で出塁。すると続くベッツの遊ゴロに相手失策が絡み、先取点となるホームを踏んだ。シーズン95長打は、1930年のB・ハーマンを超える94年ぶりの球団新記録となった。

 だが、ドジャースは2回に先発のナックがクロネンワースに逆転2ランを被弾。直後の2回裏に大谷は2回2死一、二塁から四球を選んでチャンスを広げたが、ベッツが空振り三振に倒れて追いつくことは出来なかった。4回にはさらに2点を追加されて1―4とリードを広げられたドジャース。大谷も5回の3打席目は左飛、7回の4打席目は空振り三振に倒れた。

 ドジャースは敗れて、地区2位のパドレスと2ゲーム差。最短の地区優勝は26日(同27日)に持ち越しとなった。ブルペン待機していたパドレス松井裕樹投手(28)の登板はなかった。

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