タイガースの左腕スクバル7回無失点で18勝目「投手3冠」にまた一歩前進

◆米大リーグ タイガース2―1レイズ(24日・米ミシガン州デトロイト=コメリカパーク)

 タイガースの左腕タリク・スクバル投手が24日(日本時間25日)、本拠のレイズ戦に先発し7回を2安打無失点でア・リーグ単独トップの18勝目をマーク。2位に2勝差をつけており、初の最多勝は確定的。また、防御率2・39も首位で2位と0・47差、奪三振も228で11個差つけており、「勝利+防御率+奪三振」の投手3冠王にまた一歩前進した。

 3冠になれば2020年ショーン・ビーバー(インディアンス=現ガーディアンズ)以来。なお、ナ・リーグでもブレーブスクリス・セールが3冠トップを走っている。

 27歳のスクバルはシアトル大学から2018年ドラフト9巡目(全体255位)でタイガース入り。2020年にメジャー昇格し翌年からローテーション入り。肘の手術から復帰した昨年から7勝3敗、防御率2・80と今季の大ブレークを予見させる好投を見せていた。武器は160キロ前後の直球、シンカーにスライダー、チェンジアップ。

 タイガースはポストシーズン進出を目指しており、進出の可能性を残している場合なら29日、公式戦最終戦となるホワイトソックス戦に投げる可能性がある。

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