イチロー氏、1学年上だからこそ難しい松井秀喜氏を「何と呼ぶか問題」の結論は

選手紹介で整列する(左から)イチロー、松井秀喜、松坂大輔(カメラ・竹松 明季)

◆エキシビションマッチ KOBE CHIBEN17―3高校野球女子選抜(23日、東京ドーム)

 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(50)が率いる「イチロー選抜KOBE CHIBEN」と高校野球女子選抜が対戦する「SATO presents 高校野球女子選抜 vs イチロー選抜KOBE CHIBEN」が開催され、イチロー選抜が17―3で勝利した。

 スタメンは1番投手・イチロー氏、3番左翼で3年連続参加の松坂大輔氏(44)、4番中堅で初参加の松井秀喜氏(50)。メジャーをわかせたレジェンド3人が名を連ねた。松井氏は右太ももを肉離れしながら、守備位置を2回から三塁に移してプレーを続行。8回には東京ドームで20年ぶりとなる劇的な3ランを放ち、華やかなフィナーレを飾った。松井氏に参加を要請したイチロー氏は名プロデューサーぶりを発揮したこととなった。

 イチロー氏は同イベントの事前動画で「松井氏をどう呼ぶか問題」を明かしていた。長らく球界で切磋琢磨(せっさたくま)してきたものの、接点がなかった2人。1学年上だが「だからこそ難しい」と話していた。

 この日一日をともに過ごし、本塁打した松井氏をハグで迎えたイチロー氏。その結論は出たのだろうか。

 「最初はヒデキマツイでいったんですけど、松井秀喜とも呼んでるし、ある時はゴジとも呼んだし。ゴジラとは言ってないですよ。ゴジ。先輩はゴジっていう人が多かったですね、当時。あとは雰囲気的にずいぶん大人なんですよね、年下のクセして。貫禄もあるし、品格もあるし。だからヒデさんとも呼びました」と明かすと、報道陣は大爆笑。「色々口が覚えたんで、(今後は)色々呼べます。僕はなんかジラっていうのが結構好きなんです。ゴジラのゴをとってジラ。ジラさん、て。ジラさんとは呼んでないです」と話し、一気に2人の距離が近づいた様子をうかがわせた。

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