吉田正尚がダブルヘッダーで8打数3安打1打点「悪くなかった」 今季2個目の盗塁も

◆米大リーグ レッドソックス―ツインズ(22日・米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 レッドソックスは22日(日本時間23日)、本拠地でツインズとダブルヘッダーを行い、吉田正尚外野手は2試合連続「3番・指名打者」でフル出場した。第1試合で4打数2安打2得点と今季25度目のマルチ安打を達成すると、第2試合は今季2度目の盗塁を決めるなど、4打数1安打1打点1盗塁1得点で、打率は2割8分6厘となった。チームは2試合連続で勝利し、14日(同15日)以来の貯金生活となった。

 第1試合で今季25度目のマルチ安打を達成した吉田が、ダブルヘッダーの2試合目では、足で魅せた。7―2で迎えた6回2死三塁で迎えた第4打席。4番手右腕のトンキンの直球を中前に弾き返し、走者を返すと、続くウォンの打席で二盗に成功。今季2個目の盗塁を成功させ、得点圏に進んだ。ウォンの右前打で三塁を蹴ってホームに生還した。

 この日の第1試合では、初回と3回に、2打席連続で左前安打を放つと、ともにカサスの3ランを呼び込むなど「1日3得点」と要所で得点に絡んだ。ダブルヘッダーの両試合でチームは2ケタ安打。2試合連続2ケタ安打は、シーズン通じて初だった。

 「感覚的には1日通して悪くなかったと思います、トータルで」と吉田。試合間には治療を行い、体を整えながら、2試合で計5時間12分。9打席に立ち、8打数3安打1打点3得点1盗塁1四球。集中力を切らさず、チームの連勝に貢献した。アブレイユら新人選手が恒例の仮装で移動する公式戦最終遠征(対ブルージェイズ)。ディバース、レフスナイダーが相次いで負傷者リスト入り、抑えのジャンセンも離脱濃厚の中、吉田は「可能性ある限り戦うというのは、皆同じ気持ちだったと思います」と、最後まで全力を尽くすつもりだ。

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