ヤンキース・ジャッジが2戦連発の55号 球団68年ぶり3冠王なるか 大谷翔平との“本塁打王争い”も注目

◆米大リーグ アスレチックス4―7ヤンキース(22日、米カリフォルニア州オークランド=オークランドコロシアム)

 ヤンキースのA・ジャッジ外野手(32)が22日(日本時間23日)、敵地・アスレチックス戦に「3番・中堅」で先発出場。3回に2戦連発のア・リーグ断トツの55号ソロを放ち、この日ナ・リーグ断トツの53号ソロを放ったドジャース大谷翔平投手(30)との“全米本塁打王争い”では2本差をキープした。

 2―2の3回1死で迎えた第2打席だった。ア軍先発右腕・エステスの92・6マイル(約149キロ)シンカーを振り抜いた。打球速度110・9マイル(約178・5キロ)、打球角度34度、飛距離407フィート(約124・1メートル)でセンターバックスクリーンに飛び込んだ。

 この日は1本塁打を含む3打数2安打1打点。55本塁打、138打点は大谷を上回る両リーグトップの数字で、打率3割2分3厘はリーグ3位。ヤンキースでは1956年のM・マントル以来の3冠王の可能性も残している。ア・リーグ首位打者争いはトップのR・ウィット(ロイヤルズ)が3割3分4厘、2位のV・ゲレロ(ブルージェイズ)が3割2分7厘。残り6試合で大逆転を狙う。

 また、MLBの「東西の顔」でもある大谷との“本塁打王争い”もメジャーの大きな話題の一つ。直近4試合で5本塁打と量産モードの大谷の猛追からも逃げ切ることができるだろうか―。

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