大谷翔平が土壇場9回に53号ソロで「53―55」 2戦ぶりアーチ、4戦5発の量産体制…サヨナラ勝ち呼び込む

◆米大リーグ ドジャース6x―5ロッキーズ(22日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース大谷翔平投手(30)が22日(日本時間23日)、本拠地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、1点を追う9回先頭で2試合ぶりの本塁打となる53号ソロを放った。2盗塁も決めて、「53本塁打&55盗塁」となった。チームは9回に2番・ベッツが2者連続のサヨナラ弾を放ち、劇的な逆転勝利を収めた。

 またしても大谷がアーチを放った。1点を追う9回先頭。ロ軍の6番手右腕・ハルバーセンの4球目、88・7マイル(約142・7キロ)スプリットを打球速度114・7マイル(約184・6キロ)、角度20度の弾丸ライナー、飛距離432フィート(約131・7メートル)でセンター右に運んだ。一塁を回るところで絶叫し、右手を天に突き上げた。19日(同20日)の敵地・マーリンズ戦では4打席目から3打席連続ホームラン。ロサンゼルスに戻った20日(同21日)の本拠地・ロッキーズ戦でも、3打席目に中堅へ52号逆転2ランを放った。前日21日(同22日)はアーチが出なかったが、直近4戦で5発と最終盤にきて再び量産モードに。残り6試合でシーズン55発ペースになった。

 この日は初回先頭の1打席目に左前安打を放つと、3回1死一塁の2打席目にも右前安打。すると日本人史上初の5試合連続盗塁となる二盗を決め、今季54個目の盗塁となった。5回の3打席目は一ゴロに倒れたが、2点を追う7回1死走者なしの4打席目にも右前安打を放ち、この試合3安打目で打率が3割に復帰。そしてすかさず続くベッツの打席の初球に二盗を決め、32連続成功の55個目の盗塁となり、01年イチローの日本人最多56盗塁に王手をかけた。そして9回には本塁打も放った。

 自己最多(21年46本)、球団最多(01年グリーン49本)を更新し続ける53号で、2年連続の本塁打王へ向けても2位オズナ(ブレーブス)の38本と15本差となって確定的になっている。

 ◆大谷の年度別本塁打数

 ▽18年 22

 ▽19年 18

 ▽20年 7

 ▽21年 46

 ▽22年 34

 ▽23年 44

 ▽24年 53

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